🧾 加入の仕組み
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民間銀行の住宅ローン
→ 団信加入が原則必須です。
つまり、団信に入れない(健康上の理由などで)とローンを借りられない場合もあります。 -
フラット35(住宅金融支援機構)
→ 団信は任意加入です。
健康に不安がある人でも、団信に入らずローンを組むことが可能です。
🧠 主な団信の種類
① 基本団信(死亡・高度障害)
契約者が死亡または所定の高度障害状態になったとき、残りのローンが全額返済されます。
② 三大疾病保障付き団信
がん・急性心筋梗塞・脳卒中のいずれかに該当したときにローン残高が0円になるタイプです。
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条件は金融機関ごとに異なります(例:「所定の状態が60日以上継続」など)。
③ 八大疾病保障付き団信
三大疾病+糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・高血圧性疾患などをカバーするタイプ。
保障範囲は広いですが、その分金利上乗せが大きくなります(例:+0.2~0.3%)。
④ がん団信(がん診断保障)
がんと診断された時点でローン残高が0円になるタイプ。
最近は「がん診断時に一部返済」や「上乗せ金利なし」で提供する銀行もあります。
⑤ 夫婦連生団信(デュエットなど)
共働き夫婦など2人でローンを組む場合に、どちらか一方が死亡・高度障害になった場合でもローン残高が0円になるタイプ。
💰 保険料・金利の関係
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一般的には、団信保険料は金利に含まれています(追加費用不要)。
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ただし、**特約付き団信(三大疾病・八大疾病など)**を付けると、金利が上乗せされます。
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例:+0.1〜0.3%程度
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フラット35の場合は、団信保険料を別途支払う形になります。
⚠️ 注意点
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健康状態の告知が必要
→ 持病や過去の病歴によっては、加入を断られることがあります。 -
疾病の定義や条件が銀行ごとに異なる
→ 「がん診断時に全額返済」なのか、「入院一定期間で返済」なのか、契約前に必ず確認。 -
離婚や借換時に団信も再契約になる
→ 再度健康告知が必要な場合があります。 -
保障対象外のケースもある
→ 精神疾患、自殺、特定の持病などは対象外となることがあります。
🧩 団信に加入できない場合の代替策
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ワイド団信(持病がある方向けの緩和型)
→ 高血圧や糖尿病などがあっても加入できる場合がありますが、金利上乗せ(+0.2~0.3%)が必要です。 -
フラット35+民間生命保険
→ 団信に入らず、代わりに生命保険で残債相当額をカバーする方法もあります。
🪙 まとめ
団信というと少し堅いイメージがありますが、実は「家族を守るための安心の仕組み」なんです。
住宅購入は人生で大きな決断です。
安心してマイホームを手に入れるためにも、保険内容や特約の違いを理解し、自分と家族に最適な保障を選ぶことが、
安心して暮らせる住まいづくりの第一歩です。
当社ではローンや団信のご相談も承っていますので、ぜひお気軽にお声かけくださいね。









